デイリーレポート(2022年4月13日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

本日本文のみの更新となります。

ドル円は東京前場には財務大臣の円安注視発言から125.56レベルから12レベルまで下げたものの、押し目は絶好の買い場とされました。東京後場には改めてドル買いの動きとなりましたが前日高値に1銭足らず上値が重たい展開に。NY市場ではCPIは高かったものの予想通りであったことから既に下げていた米金利が一段の低下を見せ、ドル円も124.76レベルまで水準を下げましたが、引けにかけては改めて買いが出ていました。

ユーロドルは前日の流れを受けNY市場まではじり安の展開となりましたが、特に目立った材料が出たわけでも無くポジション調整が中心となっていました。米国CPI発表後には一時的に上昇する場面も見られましたが、その後は改めてドル買いの動きから1.0821レベルまで下押しし安値圏での引けとなりました。

ドル円は昨日も高値は125.76レベルで止まり2015年高値更新とはなりませんでした。しかし、押し目が入れば買いという流れが続いていることや、当局からの発言は続いているものの一歩踏み込んだ発言にはなっていないため、本日以降も下げたら買いという動きは続くでしょう。

ユーロドルはプーチンがウクライナ侵攻を肯定し停戦期待が遠のいたこともあって、今後も上値が重たい展開が続きそうです。基本的にドル高の流れの中で、ドル買い材料となりやすいニュースに反応しやすいという動きはドル円同様に今後も続くものと考えています。

本日もドルの押し目買いを考え以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  125.20〜125.80
 ユーロ  1.0795〜1.0855
 ユーロ円 135.70〜136.25



配信日:2022年4月13日