デイリーレポート(2022年2月17日配信)
本日本文のみの更新となります。
ドル円は前日のロシア軍撤収開始ニュース以降はウクライナ情勢が落ち着いているとの判断があるいっぽうで、長期的なリスクは変わっていないとの見方もあり動きが鈍い状態が続きました。しかしNY市場に入り米国国務長官がロシア軍撤収の証拠は無いと発言したことで円買いが見られましたが、それでも前日のレンジを抜け出すこともありませんでした。
ユーロドルも底堅い動きをしていましたが、NY市場朝方の国務長官発言もあってやや反落、しかし思いのほか反応は鈍く引けにかけては下げる前の水準へと戻して引けています。これは米金利がNY後場にやや弱含む動きとなっていたことでドル全般にやや売りが見られた影響と考えられます。
現時点ではウクライナは小康状態であることは変わらず、今後は良くも悪くも変化する可能性はあるものの、新たな材料が無い中で動きにくいという状況が続いています。米国株式市場もじり安の後に反発といった感じで目先の方向感は出ていません。引き続きウクライナ情勢を見ながら、ザラ場ではその時々の需給で上下する程度の動きとなりそうです。
本日も昨日NY後場の動きを中心としたもみあいを考え、以下のコアレンジを見ておきます。
ドル円 115.25〜115.65
ユーロ 1.1360〜1.1400
ユーロ円 131.15〜131.65
配信日:2022年2月17日