デイリーレポート(2022年2月9日配信)
ドル円は目立った材料が無い中、米国の利上げ前倒し思惑が米債利回りを押し上げたことからドル買いとなりました。値動きも米債利回りのミラー相場となっり、東京市場で上昇後に欧州前場には下押し、NY昼前には1.97%と2019年7月以来の水準まで金利が上昇するとドル円も115.63レベルの高値をつけ、引けにかけては若干押しました。
ユーロドルは東京市場ではドル買いの動きで下押しが先行し、欧州市場序盤には1.1396レベルの安値をつけました。その後は1.14台前半の狭い値幅でもみあいのまま引けました。
今週は米金利が2%の水準を伺う展開となりつつありますが、明日10日には米国CPIの発表もありますし、ECBの金融政策がタカ派寄りなのかを再確認する意味でもエコノミストのレーンECB専務理事の発言も気になります。
本日はイベントを控えて調整が続きやすいでしょうが、ドル円に関しては1月28日高値の115.69レベルを明確に抜けられるかどうか、引き続き米金利の動きを見ながらということになりそうですが、明日のイベントを控えて難しそうではあります。
本日は以下のレンジを見ておきます。
ドル円 115.15〜115.65
ユーロ 1.1400〜1.1445
ユーロ円 131.60〜132.05
配信日:2022年2月9日