デイリーレポート(2022年2月2日配信)
ドル円は前日の流れを継続してドル売りの流れが続きました。東京市場前場に財務官が円安のデメリットに言及したこともドルの上値を抑える要因となりました。欧州市場に入りユーロドル上昇の動きでドル円は東京市場の安値を割り込みテクニカルな売りも加わると114.56レベルまで下落。その後は安値圏でもみあいのまま引けています。
ユーロドルもドル売りの流れが継続しましたがECB理事会に向けて緩和縮小が議論されるとの思惑も根強く欧州市場で前日高値を上抜け1.1279レベルまで上昇。その後上下はあったものの底堅い地合いのままで1日を終えています。
ドル円は115円台半ばで上値が重くなったことに加え、当局から円安デメリットに言及する声も聞こえてきたことで、しばらくは戻り売りが出やすい地合いが続きそうです。また明日のECB理事会で緩和縮小が議論されてもさすがに決定までは無いと思いますが、世界的なインフレが続く中でECBの緩和縮小は今後も燻り続けそうです。
本日はドル円は戻り売り、ユーロドルは横方向の動きを考え、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 114.50〜114.90
ユーロ 1.1250〜1.1290
ユーロ円 129.05〜129.50
配信日:2022年2月2日