デイリーレポート(2022年1月28日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

本日も本文のみの更新となります。

ドル円はFOMCの結果を受けFRBが引き締め時期を早めることをしたことで素直にドル買いとなりましたが、その後もユーロドルを中心としたドル買いの勢いが強まり短期筋による仕掛けのドル買いから115円台乗せ。NY市場に入り発表されたGDP速報値も予想より強かったことから115.49レベルまで上伸し、高値圏での引けとなりました。

ユーロドルはドル買いの流れが終日続き、昨年安値を下回るとテクニカルな売りも加わったことから1.1131レベルまで売り込まれ、そのまま安値圏での引けとなりました。

米国の引き締め姿勢が鮮明となったことでドル買いとなりましたが、昨日こそ買い戻しが目立った米国株も3月と見られる初回利上げに向けて戻り売りの流れとなりやすい状況です。ウクライナ問題もあり米国株が一段安となるリスクを考えると、ドル円に関してはドル買い一方向というわけにも行かず、結果としてユーロ円の売りが出やすくなりそうです。

本日は大きくドルが上昇した後の週末前ということもあって、ドル円は上値が重くなりやすいと見られます。引き続き3主要通貨ペアともに戻り売りのスタンスを考え、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  115.10〜115.55
 ユーロ  1.1125〜1.1170
 ユーロ円 128.30〜128.80



配信日:2022年1月28日