デイリーレポート(2019年9月11日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円はNY市場までは107円台前半で20〜50銭で上下ともにオーダーが入っていそうな動きを繰り返していましたが、全体としては底堅さが目立ちました。NY市場に入り来週の日銀会合で追加緩和検討の思惑や中国側から米国に通商協議に関する提案があったとこことを受け、後場にはレンジを上抜け。勢いこそ無いものの、その後もじり高の展開を続けています。いっぽうユーロドルは終日方向感がはっきりせず値幅も28pipsに留まる閑散相場が続きました。明日のECB理事会を控えて動きにくさを感じさせる一日でした。

ドル円は、株価の底堅さも加わって107円台半ばを超えてきました。テクニカルには107円台半ばが強いレジスタンスとなりうる水準でしたが、材料にも支えられて上抜けしてきています。これで、当面は107円がサポートとなってきますが、ここから上を積極的に買っていくほどの材料も現時点では見当たらず、本日は底堅いながらも基本的にはもみあいとなりやすいと見ています。107.35レベルをサポートに107.75レベルをレジスタンスとします。

ユーロは明日の理事会までは大きな材料も出にくく昨日同様に方向感がはっきりしない展開が続きやすいと言えます。本日もユーロはもみあい、ユーロドルが1.1025〜65、ユーロ円はドル円の影響でやや底堅く118.55〜119.00とします。

レポート全文は http://www.ascendant.jp/gain/daily/Daily.pdf

週足チャートは http://www.ascendant.jp/gain/daily/Weekly.pdf



配信日:2019年9月11日