デイリーレポート(2021年8月25日配信)
本日は本文のみの更新とさせていただきます。
ドル円は前日の下げに対する調整が先行したものの上値は重く、上昇が先行し欧州市場序盤に下げに転じた米金利を見ての動きが続いていました。しかしNY市場に入り原油をはじめ商品価格が強い地合いとなっていたことから、豪ドル、NZドルの買いが入り一時的にドル売りが強まることとなりました。ドル円は一時109.41レベルの安値をつけ、その後すぐに下げ始める前の水準へと戻しもみあいのまま引けました。
ユーロドルはNY市場まで小刻みな上下はあったものの比較的小動きのままの推移を続けました。NY市場ではドル売りの動きから1.1765レベルの高値をつけた後にあまり下げずに底堅い地合いで引けています。
27日のジャクソンホールまで方向感がはっきりしない展開が続きそうで、ドル円は110円台の売りと109円台前半の買いに挟まれた展開が予想されます。ユーロドルは先週末以降強い地合いとなっていますが、ジャクソンホールで歯植える議長がどのような発言をしてもFRBとECBとの緩和スタンスの違いが最終的にはユーロ安に繋がるのではないかと見ています。
本日も基本的には方向感が出るとは思えず、ドル円はもみあいユーロドルはやや上値の重たい展開を見て、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 109.55〜109.90
ユーロ 1.1720〜1.1755
ユーロ円 128.65〜129.00
配信日:2021年8月25日