デイリーレポート(2019年8月23日配信)
ドル円は東京市場では上値の重たい株価とともにジリ安、韓国による軍事情報協定破棄もリスクオフの円買いとなったものの一時的な動き。海外市場では買い戻しが入った後は方向感がはっきりしないままのもみあいを続け、今夜のパウエルFRB議長の講演待ちという流れとなりました。いっぽうユーロドルは欧州市場序盤の経済指標に反応して買いが入ったものの、すぐに元の水準へと下押し。しかし最近の安値圏もトライしきれず、こちらももみあいのまま引けました。
本日もNY市場の昼前に予定されているパウエル議長の講演待ちで、週末前のポジション調整が主となりそうですが、市場参加者は7月FOMC時点よりもハト派な発言を期待していると思われます。講演の内容が前回から変わっていない場合には、株式市場に与えるネガティブなインパクトがNY後場にリスクオフの動きを招く恐れがありそうです。
本日はそれまでのレンジとしては昨日のレンジを中心とした動きに留まるでしょうから、以下の参考レンジを示しておきます。
ドル円 106.20〜65
ユーロドル 1.1065〜1.1105
ユーロ円 117.75〜118.25
レポート全文はこちら http://www.ascendant.jp/gain/daily/Daily.pdf
週足チャートはこちら http://www.ascendant.jp/Weekly.pdf
配信日:2019年8月23日