デイリーレポート(2021年7月6日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

本日、本文のみとなります。

週明けのドル円は早朝こそ若干買い戻しが見られたものの111.15超えでは売りがしつこく欧州市場序盤には金曜安値圏へと下押しが入りました。その後110.80レベルまで水準を下げたもののNY市場が休場となることもあり、その後は110.90前後の狭い値幅でもみあいのまま引けました。

ユーロドルは欧州市場で全般的にドルが弱い動きとなったことから1.1888レベルまで買いが入りましたが、値幅は狭くほとんど動意が見られないまま。一日のレンジも37pipsに留まり、ユーロ円も33銭レンジと本格的なスタートは火曜からという状態のまま終わりました。

ドル円は雇用統計後のドルの下げが依然として尾を引いている様子で、既に111円台前半111.15/20水準で売りが見られます。しかし、ドル高トレンドも継続しているため、下がったところで買いたいと考える参加者もまだ多い状況です。現状では110.75/80水準で買いが見られますが、先週木曜に大きく上げ始めた水準が110.60レベルであったことから、上値の重たい地合いが続く場合には同水準までの下げは考えた方がよいかもしれません。

ユーロドルはドル売り材料とユーロ売り材料が重なって横ばいの流れが続きそうですが、一時的にドル売りが強まる局面でユーロドルも上昇する動きが出てくる可能性はあります。ユーロ円はドルを介在してニュートラルですが、ドル円の下げの方が若干強く、ユーロ円の上値も重くなりがちです。

本日は以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  110.60〜111.00
 ユーロ  1.1845〜1.1885
 ユーロ円 131.25〜131.70



配信日:2021年7月6日