デイリーレポート(2021年6月25日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

本日は本文のみの更新となります。

ドル円は東京朝方に11.12レベルの高値をつけて以降は緩やかな調整が続きNY市場前場には110.69レベルの安値をつけました。その後、バイデン政権によるインフラ投資計画が減額して合意との報道から米国株が上昇した動きを受け、ドル円もやや買い戻されましたが110.91レベルを戻り高値に111円台では売りが見えての引けとなりました。

ユーロドルもドルじり安の動きからNY市場朝方に1.1956レベルの高値を付けましたが前日高値は超えられず反落。NY市場では1.19台前半の狭い値幅で動意薄の展開を続けました。

昨日は週初からの円安の動きに調整が入りましたが、為替市場では経済指標やニュースへの反応が鈍く、ポジション調整が一巡した後は冴えない展開となっていました。米国株はS&Pもナスダックも史上最高値を更新してきていることから、日本株も底堅い展開が期待され、そうなるとドル円は上下ともに動きを抑えられやすい展開となってきそうです。

ユーロドルはユーロ円の上値が着実に重くなってきているため、上値が重たくなってきていますが、ドル円が底堅くなるとユーロ円、ユーロドルと波及してユーロドルも底堅い動きとなってきそうですが、週末前ということもあり本日も昨日に続いて値幅は伴わない1日でしょうか。

本日は昨日からさらに値幅を狭めて以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  110.65〜111.05
 ユーロ  1.1910〜1.1950
 ユーロ円 132.05〜132.45



配信日:2021年6月25日