デイリーレポート(2021年5月31日配信)
ドル円は東京市場ではまったく動かず、欧州市場に入り月曜が休みとなる中で月末実需のユーロ売りに引っ張られてドル円ではドル買いの動きとなりました。一時110.20レベルの高値をつけたもののユーロドルがNY前場には行って来いの動きとなったことから上げる前の水準へと押し、そのまま元の水準での引けとなりました。
ユーロドルは31日が米国と英国が休場となる関係で実質的な月末相場となりました。欧州市場ではドル買い実需が出たものの、仕掛けの動きもあった様子で米金利が低下すると完全に行って来いで元の水準まで買い戻されての引けとなりました。
上述の通りですが、本日は米国がメモリアルデイ、英国がバンクホリデイで休場となることから欧州市場以降は参加者が減り、何もなければ動かず、何かニュースでも出てくると薄い中で急に動くといったこともあるかもしれません。動いた場合のことを考えてオーダー管理には注意したいところです。
ここでは何もなくもみあい継続を前提に以下のレンジを見ておきますが、レンジを抜ける動きが出てくる時は要注意でしょう。
ドル円 109.70〜110.10
ユーロ 1.2175〜1.2215
ユーロ円 133.75〜134.15
配信日:2021年5月31日