デイリーレポート(2021年6月1日配信)
LDN、NY市場とも休場となることもあって東京からNY市場前場までほとんど同意の見られない月末となりました。しかしNY市場では参加者も少ない中、月末実需でユーロが買われる動きに沿ってドル円は下落、一時109.35レベルの安値を付けましたが引けにかけては下げる前の水準に戻して引けました。
ユーロドルはロンドンフィキシングで実需のユーロ買いが出た様子で、ユーロは1.2231レベルまで上昇、ドル円と異なり実需で持ち上げられたこともあり、引けまで底堅い地合いのままでした。ユーロ円も連れ高となったものの先週高値はトライしきれずとなりました。
ドル円はユーロの上げで押したものの、その後はユーロ円の買いで元の水準へと戻しました。目立った材料も実需があったわけでもなく、フィキシング初動でドルを売った動きに対してのポジション調整という面もあったかと思います。本日もユーロの動きに追随しやすい流れですが、朝方からユーロ円の利食い売りも散見されるためやや上値の重たい1日となりそうです。
ユーロドルはLDN、NYとも休みとなることから先週金曜が実質的な月末ではあったものの、実需買いが残っていたようで、東京23時以降にユーロ買いが強まる動きを見せました。ただユーロドルもユーロ円も先週高値をトライするほどの勢いもなかったことから利食いも出ているようです。本日のユーロはもみあいとなりやすいと見ています。
本日の予想レンジは以下の通りです。
ドル円 109.20〜109.70
ユーロ 1.2205〜1.2255
ユーロ円 133.50〜134.00
配信日:2021年6月1日