デイリーレポート(2021年5月14日配信)
昨日のドル円は前日の上昇を受けて109.50割れでは押し目買いが出るいっぽうで110円の大台を前に後半では売りも出てくる一日となり、狭い値幅でのもみあいを続けました。しかし、NY市場では米金利が下げる流れの中で、わずかとはいえ高値を切り下げ、後場以降はザラ場での反転パターンを形成しながら引けていました。
ユーロドルも方向感がはっきりせず、1.2080レベルをもみあいの中心とした横方向の動きが続きました。欧州市場序盤には一時的に上下に振れる動きも見られましたが後は続かず、NYの引けまでもみあいを続けていました。チャート的にはダイヤ型のもみあいパターンとなっていて、これも反転パターンと見ると、ユードルもドル売り方向に動きが出やすい形です。
本日は週末前ということもあって水曜の米国CPI後のドル買いの動きに対して調整の売りが出やすいのではないかと考えられます。そうするとドル円、ユーロドルともにドルが下げやすいチャートパターンを形成中の流れが、実際にパターンの完成とドル売りの動きとして現れるのではないかという見方ができそうです。
本日は全般にドルが売られやすい流れを考えて以下のレンジを見ておきます。
ドル円 109.25〜109.65
ユーロ 1.2065〜1.2115
ユーロ円 132.00〜132.50
配信日:2021年5月14日