デイリーレポート(2021年4月2日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

新年度初日のドル円は小動き、110円台前半の買いと110円台後半の売りに挟まれて横方向のもみあいに終始しました。

ユーロドルも東京市場では動きが鈍かったものの、欧州市場に入りユーロが対ドルだけでなく主要通貨に対して買いが先行、その後は米金利低下の動きがユーロドルでドル売りとして目立つ動きとなり1.1780レベルまで上昇して高値引けとなりました。

本日はグッドフライデーで欧州市場は休場、またNY時間には米国雇用統計の発表も控えているため、積極的な取引は手控えられそうですし、参加者が少ない中で雇用統計の数字がコンセンサス(失業率6.0%、NFP+64.7万)から振れると、市場の動きも振れる可能性があります。逆に予想通りの場合は週末を控えてもみあいのまま引けることになるでしょう。

本日は雇用統計まで、あるいは予想の範囲内の数字が出る場合の参考レンジとして以下のレンジをあげておきます。

ドル円  110.35〜110.75
ユーロ  1.1755〜1.1795
ユーロ円 129.95〜130.35



配信日:2021年4月2日