デイリーレポート(2019年7月23日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は、冴えない一日となりました。東京市場が始まってすぐに底堅い日経平均と仲値に向けてのドル買いの動きが入り、NY引けの水準から30銭ほどドル高となりましたが、それだけ。その後はNYの引けまでじりじりと調整脳裏が入り狭いレンジの中でやや上値の重たさを感じさせる動きが続きました。いっぽうユーロドルも基本的に小動きに終始、1.1210/15レベルを中心として終日のレンジもわずか21pipsに留まり静かな一日でした。

ドル円は来週のFOMCまではいつもの小動きが続くのかなと感じる参加者が増えてきていますが、中東問題、米中協議(来週)、FOMCとどちらにも動きうる材料が多く、目先の方向性は出にくい地合いです。しかし、以前と同様に上がったところは売り、中長期的なトレンドはドル安という見方には変化はありませんので、丁寧に戻り売りを考えることとなりそうです。本日は108.05レベルをレジスタンスに107.75レベルをサポートとする流れを見ておきます。

ユーロは25日のECB理事会まではポジションを傾けにくい流れが続きますが、英国ではブレグジット懸念に加え対イラン制裁の可能性も取り沙汰されていてポンドには売りが入りやすい流れとなっています。その点ではユーロも連れ安となりやすいため、ユーロも基本的には戻り売りを考えることとなるでしょう。本日はユーロドルが1.1190〜1.1220、ユーロ円は上値が思いながらも基本的にはもみあいを考えて120.75〜121.10のレンジとします。

レポート全文はこちら http://www.ascendant.jp/gain/daily/Daily.pdf



配信日:2019年7月23日