デイリーレポート(2019年7月4日配信)

ドル円は東京市場では前日安値を下回ったところでストップオーダーが出たこと、また日経平均株価も売りが先行したことから一段の円高となり、前場に107.53レベルの安値をつけました。しかし、107円台半ばでは買いが見られたことや、後場には株価が上昇に転じる動きとなったことからじり高。NY市場では取引所が短縮取引となる中で主要3株価指数が揃って史上最高値を更新した動きを好感して107.89レベルまで戻しましたが、逆に108円台の重さを感じさせる引けとなりました。

いっぽうユーロドルは東京市場は動かず、欧州市場序盤に前日安値を下回るとストップオーダーが見られましたが後が続かず、方向感がはっきりしない流れのままNY市場に入りました。トランプ大統領が改めてユーロ安懸念を示したことで一時的に買い戻しも見られたものの、すぐに安値圏へと押し株高ドル高の流れの中でユーロもまた上値の重さを感じさせての引けとなりました。

なお、本日はNY市場が独立記念日で休場となることや、明日の雇用統計を控えていることもあって、あまり動きが見られない一日となりそうです。基本的にはドル円もユーロドルも上値の重たい地合いは継続と見ていますので、以下に想定レンジのみを示しておくこととします。
　ドル円　　107.50〜107.90
　ユーロ　　1.1265〜1.1305
　ユーロ円　121.35〜121.80

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