デイリーレポート(2024年4月26日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は東京前場に実需のドル買いが出た様子でやや水準を切り上げ前日高値を更新、その後もじり高の展開となっていましたがNY朝方に発表されたGDPが予想よりも弱く下押し。しかしコアPCEは予想よりも強かったことで155.75レベルの高値をつけました。その後は本日の日銀会合を控えて高値圏でのもみあいとなりました。

ユーロドルはNY市場までじり高、ドル円とともにユーロ円の買いが出ていたことが主要因となりました。NY市場ではGDP発表直後に1.0740レベルの高値を見た後に1.0678レベルへと反落する動きを見ましたが、引けにかけては行って来いの動きでユーロが買い戻される動きとなりました。

他にもNY時間には日銀が国債買い入れを縮小する方向で検討、イエレン財務長官が介入に否定的なコメントを出す等ありましたが、方向性が出るには至っていません。日銀会合の結果を待っていましたが、正午を過ぎても何も出てこないため、月曜レポートに回すことにします。遅れているということは、何か出てくるのではという感じもします。



配信日:2024年4月26日