デイリーレポート(2024年4月15日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は東京朝方にドル売りが先行したもののその後はじり高となり欧州市場序盤には153.38レベルと高値を更新する動きを見せました。NY市場ではイランによるイスラエル攻撃が行われるとの見方から株安が進み、為替市場では円買い一時152.59レベルの安値をつけました。しかしこの動きも続かず、引けにかけては153円台前半に戻しての週末クローズとなりました。

ユーロドルは東京市場では動かず、欧州市場序盤以降はECBの利下げ思惑を材料にユーロは対ドル、対円ともじり安の展開となり、ユーロドルは1.0622レベルまで水準を下げ、そのまま安値圏での引け。ユーロ円も安値162.27レベルと東京朝方から2円以上の下げとなりました。

ドル円は週末にイラクによるイスラエル攻撃はあったものの、事前予告をした上での攻撃であったことや、イスラエル側の反撃も無いことから週明けのドル円は改めて円安を試す展開となっています。

テクニカルには153円台前半はいったん止まりやすい水準ではあるものの、当局による介入はすぐには無さそうだとの見方よるドル買いが広がり、金曜高値を超える動きとなっています。ユーロは緩和思惑とドル高の動きから、戻り売りが出やすい地合いにあるでしょう。

*週初ですが都合によりチャートの更新はお休みさせていただきます。



配信日:2024年4月15日