デイリーレポート(2024年2月28日配信)
東京市場のドル円は前日に上値をトライしきれなかったことから利食い売りが出たことに加え、円金利が上昇したことも重なってNY市場朝方までじり安。NY朝方の弱い経済指標直後には150.07レベルの安値をつけました。しかし、大台を割らなかったこと、NY市場では米金利も上昇したことから買い戻され、150円台半ばでの引けとなりました。
ユーロドルは動意薄の一日となり、終日のレンジは33pipsに留まりました。ドル円が動いてユーロドルは動かずというのはいつものパターンですが、ドル円も動きがやや鈍かったことでユーロドルは一層動かなかったという流れでした。
ドル円は150円の大台割れでの買いと150円台後半の売りとに挟まれ150円台半ばの居心地が良さそうです。どこかで介入を試す動きが出てきそうではありますが、ごく短期的にはドル買いの動きも根強く多少の息切れ感も出始めたように見えます。今週はあまり大きな材料も無いため、ニュースなど何か出てこないとドル円、ユーロドルともに動きが出にくい状況です。
配信日:2024年2月28日