デイリーレポート(2024年2月16日配信)
ドル円は前日にCPI後につけた高値を試しきれなかったこともあり、昨日は早朝から利食い売りが先行しじり安の展開をたどりました。NY市場に入り発表された経済指標が弱かったことをきっかけに米金利が低下、ドル円も一時149.51レベルまで下げましたが、その後米金利が引けにかけて戻したこともあり、149円台後半でもみあいのまま引けました。
ユーロドルでもドル売りの動きとなっていましたが、ラガルドECB総裁が早急な利下げの判断は避けたいと発言したことからユーロ買いも出て、1.0785レベルまで上昇。しかし1.07台後半はCPI前同様に売りが出ていて、引けはやや上値が思い地合いとなりました。
火曜のドル高値以降は緩やかな調整が続いていますが、2月に入ってからもドル買いのスピードが速かったこと、米国が週明け月曜が休みとなることもあって、ポジション調整が続いている流れです。ただ、CPI前の高値と昨夜の安値が同水準で149円台半ばでは買いたい向きがまだ残っているというところです。
本日は昨日のレンジ内での動きを中心としてやや上値が重く、方向感は出にくい週末となりそうです。
配信日:2024年2月16日