デイリーレポート(2024年2月15日配信)

著者画像
WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

本日簡単にコメントしておきます。

ドル円は前日CPI後のドル高で150円台後半を見たものの、昨日は150円台半ばで利食い売りと押し目買いとがぶつかって一進一退の動きを続けました。大台乗せを見たことで、やや利食い売りが優勢と見られCPI前の高値圏となっていた149円台半ばを試しやすい流れとなっています。

ユーロドルはCPI後の安値をわずかに下抜け、一時1.0695レベルの安値をつけましたが、デギンドスECB副総裁がタカ派な発言をしたことで買い戻され、1.0734レベルの高値をつけ高値圏で引けています。

米国再度の発言ではイエレン財務長官がCPIのわずかな変動に注目するのは間違い、バーFRB議長が1月の統計は予想より強かったが数字全体を見ていると、最近のタカ派的な見方が強まる動きを抑える発言をしていますが、金利市場への影響は特に見られませんでした。

為替市場は上述した通り、目先は若干ドル売りの動きが出やすい地合いにあると見ています。



配信日:2024年2月15日