デイリーレポート(2024年2月2日配信)
FOMC後の東京市場は若干上値が重たい程度で小動き、NY市場までその流れが続きましたが、147円台に乗せると売りオーダーが出ている様子でした。NY市場では前日に続き予想よりも弱い経済指標が続いたことで一時145.89レベルの安値をつけました。引けにかけては146円台半ばに戻して引けました。
ユーロドルは前日NY市場の下げを続け、欧州市場序盤に前日安値を割り込むと一時1.0780レベルの安値をつけました。しかし、その後は英中銀MPC後に買いが入ったポンドに引っ張られて上昇、NY市場ではドル売りの動きから一段高と1.0875レベルまで上昇し高値引けとなりました。
FOMCが終わり、3月利下げは無いものの5月利下げが確実視されることで、逆に5月以降の日米金利差縮小を想定したドル売りに動きやすくなったという展開です。ただ本日は米国雇用統計のある週末ということで、積極的な新規のドル売りは発表までは出にくいと見られます。
数字次第では買い戻しも入るでしょうが、ここ二日の動きを見ていると買われたところではカウンターでドル売りが入るという流れになりそうです。引き続き本流はドル安・円高と見ていてよいでしょう。
配信日:2024年2月2日