デイリーレポート(2023年12月18日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

一部で届いていない可能性があるため、念の為再送します。

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週末のドル円は1日を振り返ると安値圏で底固めの動きとなりました。これまで大きく動いてきたこともあり、複数のFRB関係者がややタカ派的な発言をしたことでドル買いに動いた程度でした。それでも終日のレンジは1円強はありましたので、まだまだ上下に振れやすい流れは終わっていないと見ていた方が良いでしょう。

ユーロドルは欧州時間は弱い経済指標、NY時間はFRB関係者によるタカは発言からユーロ売り・ドル買いの流れが目立ちました。東京時間は1.10の大台に乗せていましたが、NY後場には1.0888レベルまで下げ安値圏での引けとなりました。

先週はFOMCとECB理事会、そして今週は火曜に日銀会合があります。今回は事前に現状維持の観測記事が出ましたが、過去のパターンだと本日海外市場での日経電子版記事には注意が必要です。今回は現状維持でも来年比較的早い段階で出口戦略を考えているのかどうかを探る会合となるでしょう。

引き続き全体的な流れはドルの戻り売りが優勢と思われますので、今週もドルが買われる局面ではドル円、ユーロドルとものドル売り方向の動きが出てくると見られます。



配信日:2023年12月18日