デイリレポート(2019年6月25日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は全く動きが見られないこう着状態が続き、いつ見ても107.35レベルといった状況でした。終日のレンジも27銭に留まり、円高トレンドの後の小休止という段階にあるようです。週末のG20サミットまでは様子見の流れが強まりそうではありますが、円高トレンドにあるという地合い自体には変化ありません。いっぽうユーロドルも積極的な取引では無かったものの欧州市場序盤に発表された経済指標が強かったこともあって、底堅い展開が続きました。引けにかけては1.14台に乗せそのまま高値圏での引けとなっています。以下簡単に本日の見方を補足しておきます。

ドル円は以前のこう着状態に戻った感はあるものの、市場を取り囲む材料自体には変化が無く、円高トレンドも変わらないと見るべきです。戻ったところを丁寧に売るスタンスがワークしやすいため、本日も107.50レベルをレジスタンスに107.00レベルをサポートとする流れを見ておきます。

ユーロドルは1.14台に乗せてきましたが、ここまでのスピードが速いことや、米国だけでなくECBも緩和の可能性があることから、1.14台はいったん上値を抑えられやすい水準と見ています。ただ、上昇トレンドには変化も無いため下値も限定的と考えて1.1375〜1.1425のレンジとし、ユーロ円はもみあいとなりやすく122.00〜40のレンジとします。

レポート全文はこちら http://www.ascendant.jp/gain/daily/Daily.pdf



配信日:2019年6月25日