デイリーレポート(2023年11月27日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

東京、NYとも祝日と週末に挟まれた金曜ということもあって全般に取引は丁重な流れが続きました。ドル円は水曜から149円台半ばから後半で上値が重た威展開だったこともあって、朝方の149.71レベルを高値に後場には149.20レベルの安値をつけました。しかし、すぐに買い戻しも出て海外市場では149円台半ばを中心とした小動きのまま引けました。

ユーロドルは東京後場以降は値幅は伴わなかったものの一貫してユーロ買いの動きが続きました。目立った理由は見当たらなかったものの、ユーロ円が前日高値を上抜け、ユーロ円の買いが強まった結果の動きと見られます。ユーロ円は163.65レベルまで水準を切り上げました。

ドル円は150円の大台を前に以前として介入警戒感があること、またドルが全般に弱い動きとなっていることもあって高値圏で横方向のもみあいが続きました。本格的な動きは週明けの本日以降となりますが、いったん東京が祝日だった23日の安値148.89レベルを試す流れになりそうです。

ユーロドルも底堅く、ドルインデックスが10月にダブルトップをつけテクニカルに反転パターンとなってきているため、ユーロを中心に欧州通貨でもドル売りの動きが続きやすい地合いです。11月高値を再トライして1.10の大台を試す流れになっていくと見ています。



配信日:2023年11月27日