デイリーレポート(2023年10月17日配信)

著者画像
WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

週明けのドル円は押し目買いと多第150円での介入警戒感とに挟まれ、149.50レベルを中心とした狭い値幅でのもみあいに終止しました。

いっぽうユーロドルは先週後半の下げに対して対ドル、対円とも買い戻しが進みました。ユーロドル1.05の大台割れでは買いたい向きも残っていましたが、イスラエル情勢が不透明なこともあり方向感が出にくい流れになっているということのようです。

今朝のニュースでバイデン大統領が18日にイスラエルを訪問するとの発表があり、米国中心で事態の収拾に向かう可能性が高まっています。停戦に向かえば地政学的リスクが収まり、ユーロドルは一段高となるでしょうし、ドル円では改めてドル買いの動きが再開する可能性があります。

逆に明日までは不透明な状況が続きますので基本的には昨日のNY終値を中心とした揉み合いになりやすいと見てよいでしょう。



配信日:2023年10月17日