デイリーレポート(2023年9月29日配信)

前日に年初来高値をつけたドル円は9月末を控えてポジション調整によるドル売りが出ていたものの動きは鈍い流れが続きました。米金利はNY市場に向けて前日の水準を上回って推移、その後低下する動きとなりましたが、ドル円の動きにはまったく影響が見られませんでした。

ユーロドルは米金利上昇に反してドル売りユーロ買いの流れが続きましたが、前日までの下げに対する調整と月末実需のユーロ買いが対ドル、対円で出ていたようでした。

本日は四半期末で実需以外の動きは出にくいと思われます。ドル円も149円台前半で大きな動きが無いようであれば介入も出ないでしょうし、昨日に続いて静かな展開が予想されますが、一昨日の高値を抜けるような動きが出てくる場合には介入が出る可能性は高いと見ています。

ユーロは今日のロンドンフィキシングの実需に偏りがあれば動きが出てくると見られますが、こればかりは蓋を開けてみないとわかりません。なお、日柄的には本日はドルが下げやすい時間帯となっていますので、円高、ユーロ高の動きが出やすいと言えそうです。