デイリーレポート(2023年9月27日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は東京後場に仕掛けとストップとで一時149.19レベルまで高値を伸ばしましたが、引き続き介入警戒感がある中で米金利が低下する動きとともに朝方の水準へと押しました。しかし下がったところでの押し目買いも強く149円台に乗せての引けとなりましたが終日のレンジは49銭と鈍い動きが続きました。

ユーロドルでもドル高の流れが続いています。買い戻しが出てもカウンターで売りが出るという状態で、1.06台では戻り売りが出ていました。引けにかけては1.0562レベルまで下値を広げ安値圏での引けとなりました。

ドル独歩高の動きも四半期末を前にして積極的には動きにくい地合いも続いていますが、確実のドル押し目買いの水準が上がってきていることはたしかです。特にドル円では介入を試す投機的な動きも散見されますが、期末前に149円台後半を試す場合、介入が出る可能性は高いと見ています。

ユーロの上値も重いことを考えると、3主要通貨ペアともに期末まであと3日は上がったら売りというスタンスが良さそうに思えます。



配信日:2023年9月27日