デイリーレポート(2023年9月14日配信)
ドル円は底堅いものの米国CPIを前に高値圏でのもみあいが続きました。CPIは予想よりも高い3.7%と2か月連続の上昇、米金利が上昇したことで147.75レベルの高値をつけました。しかし来週のFOMCでの現状維持は変わらずとの見方から米金利はすぐに下げに転じドル円も147円台半ばに押して引けました。
ユーロドルは前日の利上げ思惑によるユーロ買いの調整からNY市場まではじり安の展開を続けました。CPI直後には1.0711レベルの安値をつけましたが、振れはすぐに収まり1.07台前半で引けています。
ドル円は147.75まで上げたものの週末からのギャップを埋めきれず、147.75〜147.85は残したままとなりました。埋めれば更なる円安という動きにつながりそうでしたが、逆に上値の重たさを感じさせる動きになったと言えます。
ユーロは今夜のECB理事会の結果次第ですが、利上げ思惑は一時期よりはあるものの現状維持の可能性のほうが高いと見られますので、もし利上げがあればサプライズということになるでしょう。
本日は基本的にドル円は上値が重くユーロは様子見でよさそうです。
配信日:2023年9月14日