デイリーレポート(2023年8月2日配信)

前日の流れを受け昨日もドル円は底堅い動きでスタート、欧州市場昼以降は米金利が急速に上昇した動きとともにドル買いが目立ち、米国経済指標は予想よりも弱かったものの全くドル売りにはつながらず、NY昼過ぎには143.54レベルまで上伸し、高値圏で引けました。

ユーロドルもドル円ほどではないもののドル買いの動きからじり安となりましたが、ドル円同様にユーロ円でも買いが入り、ユーロ円が年初来高値に近づく動きがユーロドルの下げを相殺する格好となりました。

ドル円は米金利が上昇し10年債利回りは4.057％と今年最も高かった4.094％へ迫る動きとなってきました。またドル円が142円台に乗せても当局からの牽制発言が出てこないことも円売り安心感につながっています。

今週は雇用統計もありますので、その前にいったん利食い売りは出てきそうですが、しばらくは米金利上昇を背景に当局がどこで牽制発言を挟んでくるかを試す相場となりそうです。