デイリーレポート(2023年7月18日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

東京が休場となった週明けのドル円はアジア時間には動かず、欧州市場に入り米金利が低下する動きとともに売りが入り、一時137.99レベルまで下げていましたがそこまで。NY市場に入り発表された経済指標が予想よりも強く米金利が反転上昇するとドル買い戻しの動きとなり139.40レベルまで上昇、しかし上値も重く引けは週明けの寄り付きと同水準の138円台後半へと押して引けました。

ユーロドルは若干底堅い動きとなり、欧州市場序盤に1.1249レベルと先週高値をわずかに更新しましたが、NY市場ではドル買いの動きから1.1203レベルへと下押し。引けにかけては1.1231レベルとこちらも週明け寄り付きと同水準での引けとなりました。

ドル円は最近の傾向から上値は重いものの絶対的な日米金利差もあり、下がったところでは押し目買いも出てくる流れとなっています。ただ、来週の日銀会合に向けてイールドカーブコントロール修正の思惑も根強く、それまではどちらかというと戻り売りが主流となる値動きが続きそうです。

ユーロドルはわずかに高値を切り上げてきたものの1.12台半ばから上には利食い売りも入っている様子ですし、円に比べると連日値幅は狭く大きな動きは期待できない状況です。



配信日:2023年7月18日