デイリーレポート(2023年7月12日配信)
ドル円は東京市場では米金利低下の動きとともに円買い戻しの動きを継続しました。140.16レベルの安値を見て米金利は欧州市場前場に下げ止まり、NY市場前場に若干の買い戻しを挟んだものの上値は重く140円前半での引けとなりました。
ユーロドルもドル円のドル売りとともにユーロ買いの動きが出ていましたが、ユーロ円の売りも出ていることから1.0977レベルの安値をつけ、上値が重たい地合いのままで引けました。
ドル円を含め円買い戻しの動きが急速に進んでいますが、それまで円売りポジションが膨らんでいたため、本日のCPIを前に一段の調整が入っています。テクニカルなターゲットも次々と達成し、3月安値からのサポートラインが139円台前半に位置していることから、次のターゲットは同水準となるでしょう。
ユーロドルもドル売りの動きとともにユーロ買いの動きとなりそうですが、ユーロ円の売りが値幅を限定的なものとする流れは続きそうです。
配信日:2023年7月12日