デイリーレポート(2023年7月6日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は144円台半ばを中心として多少の上下は見られたものの方向感がなく144円台後半では売り、前半では買いと本日の雇用関連の数字と明日の雇用統計を前に様子見が続きました。

ユーロドルは欧州時間に発表された経済指標で上下する場面もありましたが、米金利上昇によるドル買いが対ユーロで見られたことから引けに向けてじり安の流れを続けました。

ドル円はまったく方向感が出ていません。本日は明日の雇用統計の前哨戦で各種雇用関連の数字が出てきますが、よほどコンセンサスからズレた数字でもない限り方向感が出るとも思えません。また昨日は米金利上昇の動きも対ユーロでは見られたものの、ドル円は145円台の警戒感が根強くドル買いにはなりませんでした。

ユーロは対ドルだけでなく対円でも下げ流動きとなっていて本日朝方には先週金曜の安値を下抜けたことで一段の売りに繋がりやすい地合いです。ただ、ユーロも明日の雇用統計を前に大きくは動きにくい流れとなっています。



配信日:2023年7月6日