デイリーレポート(2023年7月5日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

米国が休日ということもあって全般に取引は低調でした。ドル円は先週金曜に145円台で目先の高値をつけたことや当局への警戒もあってじり安後にやや戻しての引けとなりましたが終日のレンジは50銭に留まりました。

ユーロドルも上値が重かったものの値幅はわずか39pips、結果としてユーロ円の売りが目立ったこととなりますが、ユーロ円は158円での上値の重さから米国雇用統計を前にした利食いが出たことによるものです。

米国勢が市場に戻ってくることで本日からは動きが出てくると見られますが、直近の重要指標となる雇用統計が金曜に控えていることを考えると、その前に方向性が出てくるとは思えません。

先週の動きに対するポジション調整がやや出やすい地合いということからドル円とユーロ円はやや上値が重く、ユーロドルはやや底堅いというイメージです。



配信日:2023年7月5日