デイリーレポート(2023年5月22日配信)
金曜のドル円はNY市場まで米金利の動きに沿った動きとなり、東京市場はじり安、欧州市場では朝方高値近くまで戻しました。NY市場では債務上限交渉で共和党が退席、行き詰まっているとの思惑から株安とリスクオフの円買いとなり、137.42レベルまで水準を下げた後138円近くへと戻して引けました。
ユーロドルは東京市場では動かず、欧州市場ではラガルドECB総裁がタカ派な発言をしたことからユーロ買い、NY市場ではやや押したもののドルの動きとしてはドル売り(ユーロ買い)、いっぽうでリスクオフの動きからユーロ円では売りも出たことで方向感がはっきりしない週末クローズとなりました。
バイデン大統領がサミット出席でいないこともあるのでしょうが、金曜の債務上限交渉は途中でストップしたことで、リスクオフの動きが見られました。交渉は本日(日本時間23日)バイデン・マッカーシーが行われることとなり、最終的には合意すると考えられるものの目先は不安材料もあり、結果が出るまではドルの上値が重くなりがちという展開が考えられます。
本日は上述の通り上値が重たい展開を予想し、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 137.10〜137.90
ユーロ 1.0790〜1.0860
ユーロ円 148.40〜149.30
配信日:2023年5月22日