デイリーレポート(2023年5月23日配信)

週明けの東京市場は仲値までは若干上値が重たかったものの、日本株がより月から上昇し後場には年初来高値を更新する動きとともにリスクオンの円売りの動きとなりました。日経先物は引け後も上昇し、シカゴでは31295円まで上昇、ドル円は138.69レベルまで上昇し高値圏での引けとなりました。NY前場にペンタゴン周辺で大規模爆発というニュースが流れ一時的に円高に動きましたがフェイクニュースですぐに戻しました。たちが悪いニュースですね。

ユーロドルは狭いレンジで横方向のもみあい、終日のレンジも36pipsと対ドルよりも対円での動きが中心となりました。ユーロ円は149.92レベルまで上昇し大台乗せを視野に入れて引けています。

バイデン・マッカーシー会談は合意には至っていませんが、共和党の歳出削減案にどこまで民主党が寄せられるかという妥協点さえ見出せれば合意に至ることは確実で、市場参加者もほとんど材料視していないようです。おそらく今月中にはまとまるでしょう。

円安は日本株高にリンクしていますが、日経平均も33年ぶり高値ということで活況、本日も朝から続伸しています。この動きが止まらない限りドル円はテクニカルなターゲットとなる139円台半ばを目指しやすいと言えます。

本日は円がやや売られすぎな気もしますので、ここからの円安は限定的と考え以下のレンジを見ておきます。
　ドル円　　138.10〜138.95
　ユーロ　　1.0775〜1.0825
　ユーロ円　149.40〜150.15