デイリーレポート(2023年5月16日配信)
明けのドル円は前場は日経平均株価が続伸する動きとともにリスクオンの円安となりましたが、利食い売りも出て136円台に乗せてからは小動きとなっていました。欧州市場で再度円安の動きが出て136.32レベルの高値をつけたもののNY市場に入り発表された経済指標が予想よりもかなり弱く135.63レベルまで反落。しかし、本日の債務上限協議を前にすぐに買い戻しも出て136円に乗せて引けました。
ユーロドルも小動きで終日のレンジは46pipsに留まりました。東京朝方に1.0845レベルと金曜安値をわずかに下回ったもののその後はじり高の動きで終わりました。
本日は米国の債務上限問題の協議が行われますが、明日にはバイデン大統領がG7サミットで日本に向かうこともあり、楽観的な見方をする向きと帰国後に再協議とまだまとまらないと見る向きがありますが、5月末までに落とし所を見つけるであろう結果だけはほぼ間違いないところで、どちらだとしても現時点ではそれほど大きな材料にはならないでしょう。
本日もドル円は調整で上値が重く、ユーロドルは底堅くと全般にドル売り地合いが続きやすいと見ていますので、以下のレンジを考えておきます。
ドル円 135.60〜136.25
ユーロ 1.0850〜1.0900
ユーロ円 147.50〜148.20
配信日:2023年5月16日