デイリーレポート(2023年4月25日配信)
週明けのドル円は米金利が東京前場から下げる動きをよそに実需のドル買いが先行、その後の欧州市場では金曜高値を上抜けテクニカルな買いも加わってNY朝方には134.73レベルの高値をつけました。しかし、ユーロドルが一段高となる中でドル円にもドル売りの動きが入り、東京朝方の水準に押して引けました。
ユーロドルは東京市場では動かず、欧州市場以降はECB関係者のタカ派発言が続いたことでユーロ会が強まり、1.1050レベルまで上伸し高値圏での引けとなりました。
ドル円は上下ともにオーダーが入っている様子で方向感が出にくくなってきています。金融性先イベントが続くGW前ということも動きにくくしている要因のひとつですが、金融政策会合はコンセンサスが固まっていて、通貨の強弱としては以前も書いた通り、ユーロ(利上げ継続)>ドル(利上げ打ち止め)>円(緩和継続)という見方です。
本日はユーロドルが3月高値をトライする動きがありそうですが、ドル円は横方向のもみあい、結果としてユーロ円は底堅いという動きを考えています。
ドル円 133.90〜134.60
ユーロ 1.1010〜1.1090
ユーロ円 148.20〜149.00
配信日:2023年4月25日