デイリーレポート(2023年4月18日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

週明けのドル円は先週末のウォラーFRB理事のタカ派発言の影響が残りドルがじり高の展開を辿りました。NY市場前にわずかな押しを見た程度でNY市場では予想よりも強い経済指標を受け米金利が上昇、ドル円も134.57レベルまで上昇し高値圏での引けとなりました。

ユーロドルは東京市場では横ばいで方向感がはっきりせず、どちらかというと買い戻しが目立っていましたが、NY市場ではドル円同様にドル買いの動きからユーロドルも1.0909レベルまで売られ安値圏で引けています。

昨日のNY市場で米金利は3.6%台乗せと3月、4月でダブルボトム上のパターンとなり、金利が一段と上昇する思惑が広がっています。ドル円も134円台半ばと3月15日以来の高値圏に来ています。ユーロドルは1.10の大台乗せで達成感もあったと思いますが、ドル円は3月高値と安値の61.8%戻しとなる134.75レベルがターゲット兼レジスタンスとなってきそうです。

本日はドル円が上記ターゲットを超えない想定、かつ金曜からの上昇も一段落しやすいと見て、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  133.90〜134.70
 ユーロ  1.0900〜1.0970
 ユーロ円 146.40〜147.20



配信日:2023年4月18日