デイリーレポート(2023年4月13日配信)
ドル円は底堅い展開が続き東京昼過ぎには134.05レベルの高値をつけましたが、米国CPIを前にさらに買い仕掛ける動きとはなりませんでした。注目されたCPIは総合CPIが年率で5.0%と予想の5.2%よりも低く、米金利低下、ドル売りの動きとなり132.73レベルまで売られましたが、その後金利が上昇に転じるう時とともにドル円も133円台前半に戻して引けました。
ユーロドルもNY市場まで小動き、CPIを受けたドル売りの動きからユーロドルが上昇、さらに複数のECB関係者によるタカ派発言も重なって、大台1.1000の高値をつけました。ユーロドルはそのまま高値圏でもみあいのまま引けています。
ドル円は134円台を見たことで目先の高値を見た感じが強まっていますが、米金利はCPI発表直後こそ低下したものの、そのごは下げる前の水準に戻しましたし、5月FOMCの0.25%利上げのコンセンサスも変化はありません。ただ、7月に緩和に転じるという見方が今後さらに強まる動きとなると、次回0.5%利上げが見込まれるECBの動きともにユーロドルが底堅く、全般なドル売りにつながる動きになってくると見られます。
本日はややドルの上値が重たいもみあいを予想し、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 132.70〜133.60
ユーロ 1.0965〜1.1025
ユーロ円 145.90〜146.70
配信日:2023年4月13日