デイリーレポート(2023年4月12日配信)
ドル円は前日の植田日銀総裁の会見で円安に振れた動きに対して、調整のドル売りがNY市場が始まるまで続きました。133円以下ではドル買いオーダーも見られ、NY市場では米金利上昇の動きとともに改めてドル買いとなり、133.81レベルと日中高値を更新後に若干押して引けました。
ユーロドルでも東京市場ではドル売りの動きに引っ張られてユーロが買い戻され、1.0928レベルへと前日高値を更新後に高値圏でもみあいのまま引けました。
ドル円は底堅い印象ではあるものの、このままドル買いの流れに転換したままとも思えません。133円台後半から144円にかけて置かれているドル売りオーダーをこなしきれずに調整局面入りとなるのではないかと見ています。
ユーロドルも底堅く押し目買い(ドルの戻り売り)がまだ残っていると見られます。テクニカルには1.0の大台を視野に入れて買いを狙っている向きは増えつつある様子です。
本日は昨日のNY終値近辺で次の動きを探るもみあいとなりそうです。
配信日:2023年4月12日