デイリーレポート(2023年4月10日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円はグッドフライデーで東京以外の主要市場が休場となる中での米国雇用統計発表ということもあって、NY市場までは131円台後半での小動きが続きました。米国雇用統計は失業率が若干予想よりも良い程度でしたが、事前に発表された雇用関連指標が軒並み弱かったせいか、ドル買いで反応。直後に132.38レベルまで上昇後、引けにかけてはやや押して引けました。

ユーロドルはNY市場まで全く動かず。雇用統計後のドル買いの動きから1.0876レベルの安値をつけましたが、すぐに売られる前の水準へと戻す動きが入りました。引けにかけては改めてユーロ売りの動きも見られましたが、終日の値幅も狭く欧州連休中の動きという感じでした。

本日もイースターマンデーとなり、東京とNYを除いた主要市場は休場となり、引き続き流動性は低い状態が続きます。金曜と同様にドル円には動きが出てくるでしょうが、ユーロドルをはじめ欧州通貨は連休中のため積極的な取引は手控えられるはずです。ニュース等、突発的な材料には過剰に反応する恐れもあり、注意しておきましょう。



配信日:2023年4月10日