デイリーレポート(2023年4月7日配信)

ドル円は前日までの下げに対してイースター4連休を前にしてのポジション調整による買い戻しが続きました。NY市場に入り発表された失業保険申請数は予想よりも多く今週に入ってからの雇用関連の指標は軒並み悪いということになりました。米10年債利回りも3.279％まで下げたものの引けにかけては戻し、ドル円は131.90レベルまで買い戻され底堅い地合いのまま引けました。

ユーロドルもドル円同様に買い戻しの1日となりましたが、ドル円とともにユーロ円での買いが強まった影響が大きかったようです。

本日はグッドフライデーで東京以外の主要市場は全休場となります。そうした中での米国雇用統計発表となりますので、本番の雇用統計も弱い数字となるのかどうか。弱くても強くても予想からズレた数字の場合は荒れる可能性があるため注意が必要です。

主要な数字のコンセンサス（予想レンジ）は以下の通りです。
失業率　 3.6％ （3.5～3.7％）
非農業部門雇用者数 ＋24.0万人 （＋15.5～27.0万人）
平均時給 4.3% （4.2～4.5％）