デイリーレポート(2023年4月6日配信)
ドル円はNY市場まで前日安値圏で上下を続けていましたが、前日の求人件数に続いてADP全国雇用者数も予想より弱かったことから米金利が3.268%まで一段と低下しました。ドル円も130.63レベルまで売られましたが、引けにかけては買い戻しが入り131円台前半へと戻して引けました。
ユーロドルもNY市場までは小動き、ADPに反応したドル売りから一時的にユーロドルは買われたものの、ドル円とともにユーロ円でも売りが目立ったことからユーロドルは1.0891レベルへと下げ、安値圏での引けとなりました。
雇用関係で弱い数字が続いていることから米金利が低下し、10年債利回りは年初来の水準を更新、またFF先物も次回5月FOMCでは現状維持がやや0.25%利上げを上回ってきました。クリーブランド連銀総裁も講演で5月FOMCの利上げは現時点では判断できないとし、金曜の雇用統計でも弱い数字が出てくると現状維持が増えてくることとなりそうです。
本日は明日のグッドフライデーと米国雇用統計を前に積極的な取引は手控えられそうですが、ここ2日の動きから売りげ出やすい地合いとなりそうです。
ドル円 130.50〜131.50
ユーロ 1.0850〜1.0920
ユーロ円 142.00〜143.20
配信日:2023年4月6日