デイリーレポート(2023年3月2日配信)
ドル円は米金利を見ててユーロドルはドイツ金利を見ての動きとなりました。
ドル円は欧州市場序盤から米金利が低下するいっぽうでドイツ金利が上昇し、ユーロドルが買われる動きに引っ張られてのドル売りとなりました。その後米金利も上昇に転じ4%の大台乗せとともに東京前場の水準に戻して引けました。
ユーロドルはドイツ金利上昇が先行していましたが、その後ドイツCPI速報値が予想よりも高い8.7%と前月と同水準に留まったことから一段高となり、1.0691レベルまで上昇し、引けにかけては米金利上昇もあってやや押して引けています。
ドル円は今週に入って横方向のもみあいが続いていますが、昨日のドイツCPIに続いて本日のユーロ圏CPIも強いと改めてユーロドルの買いが強まり、ドル売りの動きとなる可能性があります。どちらかというと、ドル売りの動きに反応しやすくなってきているため、仮にドルが買われる動きとなっても今週高値(136.92レベル)をトライする動きは無いと考えています。
本日は、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 135.70〜136.50
ユーロ 1.0625〜1.0700
ユーロ円 144.60〜145.50
配信日:2023年3月2日