デイリーレポート(2023年2月17日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

前日のドル高の流れを受け133円台後半の高値圏でのもみあいがNY朝方まで続きました。強い米国PPIを受けて米金利が上昇するとドル買いが強まり一時134.46レベルの高値をつけましたが、134円台半ばから上には利食い売りも見られ引けにかけて134円を割れる動きとなりました。

ユーロドルもNY市場までは動きが鈍く、NY市場に入ってからのドル買いの動きで1.0654レベルの安値をつけ、引けにかけてはもみあい水準に戻しました。

CPIに続いてPPIも予想より高い数字となったことで10年債利回りが3.869%まで上昇し、ドルも買われた動きです。重要な水準は3.9%を明確に超えるかどうかで、12月30日の3.905%を気にしている向きは多そうです。

本日は週末前で利食いも入ってくるでしょうから、年初来高値134.77レベルを背にしてのドル売りが良いように思えます。以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  133.70〜134.70
 ユーロ  1.0630〜1.0700
 ユーロ円 142.80〜143.50



配信日:2023年2月17日