デイリーレポート(2023年1月27日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

本日ドル円のみ簡単にコメントしておきます。

東京市場では前日安値圏でのもみあい、一時129.02レベルの安値をつけたものの欧州市場以降は米金利上昇とともにドル買いの動きに転じました。NY市場では強い経済指標を受けて米金利が一段高となりドル円も130.62レベルまで反発しましたが、130円台半ばよりも上では戻り売りも出て、引けにかけては130円台前半へと押して引けました。

日銀の次はFOMCということで2月1日に向けては米金利の動きの影響を受けやすいドル円ですが、FOMC自体は0.25%へと利上げ幅の縮小を完全に織り込んでいます。すでにブラックアウト期間に入っていますので、気をつけるべきはWSJのFEDウォッチャー、ティミラオス氏の観測記事くらいでしょうか。

FOMCでは3月で利上げ打ち止めということが示されるという思惑も強く、このままで行けばドル円は下では買いも出るがドルの戻り売りも根強いという最近の流れを続けてFOMCに向かっていきそうです。



配信日:2023年1月27日