デイリーレポート(2022年12月29日配信)
ドル円は仲値に向けてのドル買いで前日高値を上抜けると仕掛け的なドル買いも加わって134.40レベルの高値をつけました。その後は仕掛けた向きがすぐに利食ってきたこともあって朝方の水準へと押してNY市場入り。NY市場では米金利が上昇に転じた動きから改めてドル買いとなり134.50レベルまで上昇し高値圏での引けとなりました。
ユーロドルはNY市場まで前日NY終値近辺でのもみあいを続けていましたが、米金利上昇によるユーロ売りから1.0607レベルまで売られ、そのまま安値圏での引けとなりました。
市場はクリスマスから年末年始モードへと移行し、いずれにしても流動性は低下気味です。日柄的にも本日から年明け4日頃まではボラティリティが上昇しやすい時間帯と重なりますので注意が必要です。元日が日曜にあたり世界的に2日が振替休日となりますので、今回は1・2日連休となり年末にも注意は必要でしょう。
米金利の動きに沿ったわかりやすい展開ではありますが、慎重に行きたいものです。本日は昨日のドル買いに対して調整が入りやすいと考え、以下のレンジを見ておきます。
ドル円 133.30〜134.30
ユーロ 1.0610〜1.0670
ユーロ円 141.80〜142.70
配信日:2022年12月29日