デイリーレポート(2022年11月30日配信)
ドル円は仲値過ぎに一時的に買いが入った動きを除いて東京市場ではドルがじり安の展開を続けました。基本的に米金利の動きに沿った動きとなり欧州市場前場に137.87レベルの安値をつけたものの、米金利が反転した動きからドル円も買い戻され、引けにかけては東京前場の水準に買い戻されて引けました。
ユーロドルもドル円同様に米金利の低下と上昇の動きを受けてユーロ買い後のユーロ売りとなりましたが一日の値幅は75pipsと狭く予想よりも弱いドイツのCPI速報値にも反応薄でした。各国のCPIよりも30日発表のユーロ圏CPIを確認したいという印象でした。
ドル円は138円割れで底固めをしたことから短期的な下値も確認した流れになっていますが、大きな流れとしてのドル売りの動きはまだ終わった感じはしません。引き続きドルが買い戻される局面でのドル売りの動きは出てくると見られます。ユーロに関しては本日のユーロ圏CPIを見たいというところでしょうが、数字次第ではユーロドルは一段安となりやすい地合いです。また月末のロンドンフィキシングも注意は必要でしょう。
本日は以下のレンジを見ておきます。
ドル円 138.00〜139.00
ユーロ 1.0280〜1.0360
ユーロ円 142.60〜143.60
配信日:2022年11月30日