デイリーレポート(2022年11月28日配信)

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WRITER 山中康司
代表理事
金融リテラシー協会は、日本の金融立国化に貢献し、日本の新たな未来を創造するために設立された協会です。 詐欺にあわない知識、お金を活かすための知識、ふたつの知識の普及・啓発を行い、国民生活の向上と日本経済の発展に貢献し、金融経済教育の分...

ドル円は東京市場では動意薄の展開が続きましたが、欧州市場に入り米金利が上昇する動きとともにドル買いの動きとなり、139.60レベルの高値をつけました。しかし、米国が短縮取引となるなど参加者も少なく引けにかけては買われる前の水準へと押して引けました。

ユーロドルも東京市場では動かず、欧州市場では米金利上昇によるユーロ売りの動きとなりました。1.0355レベルまで水準を下げた後に売られる前の水準に買い戻され、引けにかけては再び売りが出る流れでした。ただ1日の値幅は
74pipsに留まり連休の狭間という動きでした。

東京、米国と祝日が続き金曜も米国取引所は短縮取引と先週後半はすっかりと連休モードでしたが、ドルが下値をトライしたものの下げきれずに買い戻しが入ったという流れです。現在の買い戻しが続くのか、戻りを確かめて改めて売りとなるのかは週明け本日以降に確認することとなりますが、個人的にはドルの戻り売りが出やすい流れになるのではないかと考えています。

今週は月末月初で実需の動向や週末の米国雇用統計などもあり、動きが出てくるとすると水曜以降になってきそうです。本日のところは週末海外市場のレンジを中心とした動きになると考え、以下のレンジを見ておきます。
 ドル円  138.50〜139.50
 ユーロ  1.0340〜1.0420
 ユーロ円 143.80〜144.80



配信日:2022年11月28日